新金谷~千頭間をひたすら3往復!?の沿線ツアーとは一体
”ねえねえ、こんな記事が出てるよ”
と夫が見せてきたのは、令和3年3月27日(土)の日経新聞の静岡経済面。
タイトルは、「電気機関車で沿線ツアー 昭和の雰囲気を感じて 大井川鐡道、来月17日」というもの。
内容をみると、昭和時代に運行していたEL列車の沿線ツアーを4月17日にやるよ~っていうもの。それだけなら、そうなんだ~って感じで終わるのですが、問題はそのあと。
大井川本線の新金谷~千頭間を、昭和時代の北陸本線の米原(滋賀県)~長岡(新潟県)に見立て、11時間半かけてゆっくりと巡る・・・とあります。
一回読んだだけでは何のことやら、まったく頭に入ってきません。
もう一度読んでみます。
しかし、どゆこと?っていう疑問がどんどん増幅していくのみ。
これは気になります!
鉄道オタクでもないのになぜこんなに気になるのか・・・といいますと、以前記事にも書きましたが、マロンは少し前に夫に誘われEL列車に乗りました。
車窓に流れゆく景色を眺めながら、駅弁を食べお酒を飲むのは最高に楽しい時間でした。
しかし、この時ほんとはSLに乗るはずだったんです。
なぜそれがEL列車になったかといいますと、当日大井川鐡道から連絡があり、列車の不具合により運行できなくなったと伝えられました。
しかもこれが1度目ではありません。
実は2度目の出来事でした。
一度目は、乗車予定の数日前に連絡があって、理由は同じく不具合によるものだったのですが、この時はあえなくキャンセルを選びました。
しかし、2度目は当日の朝。
もう気持ちはすっかり盛り上がっていて、かなりショックだったんですが、急行料金なしでEL列車に乗る提案をしていただきましたので、それを受けることにしました。
こればかりは仕方がありませんよね。
でも結果的には、すごく楽しい時間を過ごすことができたので満足しています。
そんなこんなで、マロンにとって大井川鐡道はちょっと気になる存在に。
結局新聞記事だけではイメージがわかなかったので、大井川鐡道のホームページを見てみることにしました。
すると、ありました!
タイトル「大井川鐵道 長距離鈍行列車ツアー 第5回「国鉄 北陸本線 米原→長岡 編」」でニュースリリースされていました。
第5回ということは、すでに過去に4回開催されていたんですね。
今回で5回目となる当ツアーは乗車に徹するをメインテーマに電気機関車牽引の客車列車で新金谷~千頭をひたすら3往復。鉄道愛好家、特に乗り鉄のみなさま向けの特別なツアーです。
かつて国鉄線上で多数運転されていた 長距離鈍行列車の雰囲気をたっぷりとお楽しみいただけるよう、実際に運転されていた運転区間や時代をイメージして運転いたします。今回は昭和57年頃に、北陸本線で運転されていた、米原発→長岡行き普通列車 第523列車をイメージ。ぜひこの機会に、旧型客車に乗りまくってください!!
大井川鐡道HP
なるほど~、乗り鉄の方々向けの特別なツアーだったんですね~。
全行程を乗車してもいいし、途中乗車や下車もありなんだそうです。
確かに、総乗車距離223.2km、11時間29分の旅路とありますから、自由度高めがありがたいですよね。
ツアーの魅力も説明されていましたよ。
・昭和57年頃、実際に運転されていた、第523列車のイメージで運転します。米原発→長岡行き426.9km、12時間50分の旅の再現です。
・長距離鈍行列車の名物、ドカ停(長時間停車)その雰囲気をお楽しみいただく為に途中駅で長めの停車を行ないます。客車らしい静かな停車時間をお楽しみください。
・旧型客車時代、客車の貫通扉がないクルマが最後尾に連結され、独特な哀愁を漂わせて走行していた情景を停車中に限り再現いたします。
・汽車の旅の楽しみといえば駅弁。今回、静岡駅の名物駅弁 東海軒の駅弁をオプションとしてご用意しました。さらに、長距離鈍行列車の雰囲気が高まります。
・国鉄時代によく聞かれた客車のチャイム、ハイケンスのセレナーデが流れ徐々に列車は速度を増していく…先頭から聞こえる電気機関車の吊掛けモーター音、客車ならではのジョイント音をお楽しみいただけます。また、車内放送では北陸本線の駅名を使用。雰囲気を盛り上げます。
大井川鐡道HP
鉄道ファンならずとも、ちょっと楽しそうですね。
料金は、大人ひとり12,500円で、子どもは7,000円となっていました。
大井川鐡道を知ったのは静岡に住むようになってからですが、鉄道ファンや地域の人たちを大切にしている会社という印象で、知れば知るほど企業努力がすごい会社なんだなと感じます。
念願のSLに乗車できたら、またレポートしたいと思います。
それでは、また。
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