お天気に恵まれた休日、春の陽気に誘われて、かねてより気になっていた静岡市の「葵舟」に乗ってきました。
「葵舟」とは、駿府城のお堀をぐるっと一周する遊覧船です。
2021年3月27日から本格的に運航が開始されていて、主に土日祝を中心に運航しているようです。
実はこの「葵舟」、島根県松江市で以前から人気となっている「堀川遊覧船」を参考に始められていて、さらに2隻の舟はその「堀川遊覧船」より嫁入りしたものとの情報が・・・。
これには黙っていられません!
というのも、マロンは島根県松江市の出身で、「堀川遊覧船」には3度ほど乗船しました。
静岡市と松江市にこんなご縁があっただなんて、なんだか嬉しくなります。
ちなみに、松江藩は家康の孫である松平直政以来、10代にわたって松平家が藩主を務め、また徳川家同様、葵の御紋を家紋とするなど、歴史的にもつながりが深いんです。
前置きが長くなりましたが、早速レポートしたいと思います。
乗り場は駿府城の東御門にありました。
券売機で乗船券を購入します。
検温と手の消毒も今や日常になってきました。
9時から30分おきの運航でこの日は16時半が最終便のようです。
通常期(3月~11月)は大人1,200円なのですが、この日はちょうどキャンペーン期間中でしたので、冬季(12月~2月)の料金800円で乗ることができました。
時間まで待機所で待っていると、今回担当してくれるガイドさんがきてくれて、出発までの時間
東御門の案内をしてくれました。
いよいよ葵舟に乗り込んで出発です。
今回マロンが乗船した舟の名前は、駿府茜丸といって、今川義元をイメージした赤を基調とした舟でした。
もう一隻は、駿府大黒丸といって、黒と金で装飾されているそうです。
今回は、私たち夫婦と男性のお客様おひとりで計3名の乗客です。
スタッフの方は船頭さんとガイドさん、それにアトラクション担当の女性が乗り込みます。
ガイドさんの案内を聞きながら、ゆったりとお堀を巡っていきます。
石垣も間近に見ることができるので、石垣好きの方には堪らないかもです。
職人さんたちの目印といわれる刻印もみることができました。
葵舟からみる景色はいつもと違って新鮮です。
遊覧の途中では、家康の埋蔵金のキーワードを探そうというクイズ問題を解いたりする時間も・・・。
徳川埋蔵金って、なんだか懐かしいのですが、今でも探している人もいるのかな~?
歴史ってロマンがありますよね。
ちなみに問題はこちらです。
お堀の途中にヒントのパネルと、巻物と呼ばれるパネルが設置されています。
その巻物にかかれている文字から答えを探すのですが、なぜか先にヒントのパネルが現れるので、若干の戸惑いが生じます。
全問正解すると賞品がもらえて、何かはここでは明かしませんが、私たち夫婦も無事に問題を解き、商品をゲットしました。
そして、俳句コンテストなるものもやっていて、TVでおなじみの夏井いつき先生が審査員をつとめられているそうです。
テーマは駿府城で季語を入れて作ります。
つまり、葵舟に乗って思い浮かんだ一句を応募してね!っていう企画です。
これは、マロンも夫もあえなく断念・・・。
ガイドさんのお話を聞いて、途中クイズも答えて、それだけで精一杯。
俳句を考える余裕はありませんでした。
後日ネットからでも応募はできるそうなので、万が一思いついたら応募しようと思います。
(絶対思いつかない自信がありますが・・・。)
ちなみに、一般の部では、最優秀賞、優秀賞、佳作に選ばれると、グランディエールのお食事券が、子どもの部では図書カードがもらえます。
そんな、アトラクション的な要素も盛り込んだ「葵舟」は一周30分ちょっとで元の乗り場に戻ってきました。
普段とは違った目線でみるお城もまたいいものです。
春には桜がきれいに咲き誇るそうですし、季節に応じて違った景色を楽しめるのもいいですよね。
ちなみに松江市の堀川遊覧船では、冬は舟にこたつが設置されるのですが、「葵舟」はどうなんでしょう。
静岡では雪景色は見られないと思いますが、風花が舞う中を遊覧するのも素敵かもしれません。
しかしながら、これはあくまで個人の感想になりますが、進行方向にスタッフの方が座ってしまうのは、景色が見づらいし写真も撮りづらいかな~って思いました。
とはいえ、今回は暖かな春の日差しの中、心地よい風をうけながら遊覧できて、とても気持ちよかったです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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